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英語ディスカッションで使えるフレーズ【シンプルさ重視】

語彙

Illustration by Murat Kalkavan from Icons8

本記事では、英語のディスカッション(仕事場やアカデミックな議論の場など)で使える便利フレーズを紹介します。

手軽に使いやすい語彙・文構造的にシンプルめのものを中心に、約40個ほどまとめています。

英語ディスカッションで使えるフレーズ【シンプルさ重視】

以下のように、7つの場面にわけてお届けします。

順にみていきましょう。

1:自分の意見を表したいときのフレーズ

断定を弱めつつ意見をいうとき

  • I think … 「…と思います」
  • I suppose …「…と思います」
  • I suspect … 「…ではないかと思う」

「…だ」「…です」と言い切るのではなく、「私は…と思う」と弱めながら言うことができる表現です。

まず文頭で上記のフレーズを言い、その後ろに思った内容をつづけましょう。
「…」には、文(SV〜)の形がきます。

I suspect の後ろは、よくない事柄がつづくことが多いです。

<例>
I suspect he’s hiding something.
(私は、彼が何かを隠しているのではないかと思います。)

確信の気持ちを強めつつ意見をいうとき

  • I’m certain … 「…だと確信しています」
  • I strongly believe … 「…だと強く信じています」
  • Without a doubt, … 「疑いなく/間違いなく…だ」

確信の気持ちを込めて何かを言いたいときに使えます。
「…」には、文(SV〜)の形をつづけて使いましょう。

自分の個人的な意見であることを強調したいとき

  • In my opinion, … 「私の意見としては…」
  • I personally believe/think/feel … 「個人的には…と信じています/思います/感じます」
  • Well personally, … 「ええと、個人的には…」
  • From my point of view, … 「私の見解としては、…」

「あくまで私個人としてはこう思っている」と伝える表現ため、相手への押しつけ感が少ない言い方です。

2:相手の意見に同意するときのフレーズ

 

  • I agree with you. 「あなたに同意です。」
  • That’s true. 「そうですね。」
  • You’re right. 「そうですね。」
  • That’s an interesting point. 「それは面白いポイントですね。」
  • That’s a good point.「それは良いポイントですね。」

1つ目は、totallyなどを入れて「完全に同意している」と伝えることもできます。

(例)
I totally agree with you.
「あなたに完全に同意です。」

「That’s an interesting point.」と「That’s a good point.」は、相手が議論を深めるような新しい見方や意見を示したときなどに使うことができます。

3:相手の意見に同意できないときのフレーズ

 

  • I don’t think …「私は…とは思いません」
  • I don’t agree, because … 「そうは思いません。なぜなら…」

相手の意見などに同意していないことを伝える表現です。

文頭に I’m afraid(恐れ入りますが、すみませんが)をつけると、より語気を弱めて丁寧に伝えることもできます。

このように、「相手のことを尊重しつつカドが立たないように反論する」のは、大事なコミュニケーション能力の1つです。以下もそういった配慮のある言い回しです。

  • Yes, that’s true, but … 「はいそうですね。ですが…」
  • I’m totally with you about A, but … 「Aについては完全にあなたと一緒ですが、…」

(2つ目は、「be with you」で同意のニュアンスを表しています。)

上記のような表現だと「あなたに同意している部分もきちんとある」ということを示せます。
「このポイントは良いが、そっちポイントについてはまだ考える余地がある」という切り分けも明確にすることができ、さらに議論を深めることにもつながるでしょう。

その他の表現

  • I’m not so sure about that. 「それはどうでしょうねぇ。」
  • Not necessarily. 「必ずしもそうとは限らないと思います。」

これらもたんに「違う」と直球で伝えるのではなく、より柔らかく伝えることができる表現です。

1つ目は、not so sure = 「それほどは確信はしていない」ということであり、そこから婉曲的に「それはどうでしょうねぇ。」と伝えています。

2つ目は部分否定です。
「全部が違う」と言っているのではなく、違うこともあるのではと伝えています。

4:理由を伝えたいときのフレーズ

理由を伝えるとき

  • To start with, … 「まず第一に…」
  • This is because … 「これはなぜなら…」
  • The main reason is that … 「主な理由は…」

理由から導かれる結論を伝えるとき

  • For this reason, … 「この理由から、…です。」
  • That’s why … 「だから …です。」
  • Considering A, … 「Aを考慮すると、…です。」

何か理由にあたることを言ったあとで、「だからこうです」と伝えるときの表現です。
「…」には、文(SV〜)の形が来ます。

「Considering A, …」は、Aに理由となるものが入り、「…」に結論的な主張が入ります。

<例文>
Considering the price, it is a good buy.
(価格を考えれば、それは良い買い物です。)

上記のようにAには名詞を入れる、もしくは「that S’V’」をつづけてOKです。

5:重要性を強調したいときのフレーズ

 

  • It’s really important that …「…ということが極めて重要です。」
  • The most important thing is that … 「最も重要なことは…です。」
  • Another important thing is that … 「もう1つ他に重要なことは…です。」

「that …」は「to do」にすることもできます。

<例文>
The most important thing is to finish the project by the end of the year.
(最も重要なことは、そのプロジェクトを年末までに仕上げることだ。)

6:相手に何か情報や意見を伺いたいときのフレーズ

 

  • I’d like to know … 「…を知りたいのですが。」
  • I’m interested in … 「…に興味があります。」
  • Could I ask … 「…を伺ってもよろしいですか?」
  • What do you think of … 「…についてどのように思いますか?」
  • Why do you think so? 「なぜそのように思うのですか?」
  • What about you? 「あなたはどうですか?」

7:相手が意図している内容を確認したいときのフレーズ

 

  • You mean, …? 「…ということですか?」
  • So what you’re saying is …? 「あなたが言っているのは、…ということですか?」

相手が言ったことを受けて、それがどんなことを意味するのかよく理解できなかったときや、真意を明確にしたいときに使えるフレーズです。

「…」には、直前に相手が言った内容をもとに、自分なりに理解や解釈した内容が入ります。

A: Sorry. I’m not feeling well today.
( ごめん。今日は体調がすぐれないんだ。)
 
B: You mean, you can’t come to the party?
( パーティーには来れないってこと?)

おわり