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when, ifの名詞節or副詞節のシンプルな見分け方+訳し方

文法

Illustration by Maria Shukshina from Icons8

「whenとifの、名詞節か副詞節の見分けがつかない..」
「あと、それによってどう意味が変わるか訳し方もわからない..」
「何か見分ける簡単な方法はない?」

今日はこのような疑問に答えます。

なおこの記事読み終わると、以下の問いすべて自分で答えられるようになります。

Q. 以下の下線部は名詞節 or 副詞節のどっちか?

Q. また、(1)〜(4)のそれぞれの意味は?

(1) She did not know when he came home yesterday.
(2) She did not know the news when he came home yesterday.
(3) She will tell him if she knows the news.
(4) She will tell him the news if she knows it.

それぞれとてもよく似た文ですね。
では、これらにしっかり答えられるよう、見分け方を見て行きましょう。

when, ifの名詞節or副詞節のシンプルな見分け方+訳し方

見分ける際は、以下のように考えるようにしましょう。

名詞節 or 副詞節の見分け方

  • when/if節まるごと「it=それ」に置き換え可 → 名詞節
  • when/if節まるごと「then=そのとき」に置き換え可 → 副詞節

訳し方

  • whenの名詞節 → 「いつ〜か」
  • whenの副詞節 → 「〜するとき」
  • ifの名詞節 → 「〜かどうか」
  • ifの副詞節 → 「もし〜なら」

シンプルにこれでOKです。
ではこの考え方を使って、さっきの(1)〜(4)を順番に見て行きましょう。

whenの見分け方(1)

(1) She did not know when he came home yesterday.

さて、上記のwhen節(下線部)は、it「それ」とthen「そのとき」のどちらに置き換え可能でしょうか?

実際にitとthenに置き換えて見てみましょう。

it「それ」の場合

She did not know it.
(彼女はそれを知っている。)

文構造的にも意味的にも特に問題ありませんね。

then「そのとき」の場合

She did not know then.
(彼女はそのとき知らなかった。)

一見良さそうですが、これはNGになります。

理由は、knowの目的語(O)がこの文にはないからです。
基本的にknowは「〜を」というOが必要です。

でないと「彼女はそのとき知らなかった!」とだけ言うことになり、聞いてる相手からすると「… んで、何を?」とツッコミを入れたくなってしまいます。

ちなみにthenはOにはなれません。
そのときを知らなかった」と意味がおかしくなってしまうからです。

答え:(1)は名詞節

以上から、(1)はwhen〜の部分をitで置き換え可能なので、「名詞節」となります。

訳し方:「いつ~か」

when〜が名詞節のときは、「いつ〜か」と訳して行きます。

She did not know when he came home yesterday.
= 彼女はいつ彼が昨日家に帰ったかを知らなかった。

whenの見分け方(2)

(2) She did not know the news when he came home yesterday.

同じ要領で行きましょう。

when節(下線部)は、it「それ」とthen「そのとき」のどちらに置き換え可能でしょうか?

it「それ」の場合

She did not know the news it.
(彼女はニュースを知らなかったそれを(??))

knowは目的語を1つしか取れませんが、上記の文はthe news とitの2つありますね。これは文構造的にも意味的にもNGです。

then「そのとき」

She did not know the news then.
(彼女はそのときそのニュースを知らなかった。)

一方、これだと文構造的にも、意味的にもOKですね!

答え:(2)は副詞節

よって、thenで置き換え可能なので「副詞節」となります。

訳し方:「~するとき」

when節が副詞節のときは「~するとき」と訳して行きます。

She did not know the news when he came home yesterday.
= 彼女は、彼が昨日家に帰ったとき、そのニュースを知らなかった。

ifの見分け方(3)

(3) She will tell him if she knows the news.

同じです。
it or thenで置き換え可能かを考えます。

it「それ」の場合

She will tell him it.
(彼女は彼にそれを言うだろう。)

tellは後ろにOを2つ(伝える人+伝えるもの)とります。
(※こちらについては後述する補足もお読みください。)

him+itで構造的には問題なし。
また、全体の意味的にも問題なしですね。

then「そのとき」の場合

She will tell him then.
(彼女はそのとき彼に言うだろう。)

この場合は目的語がhimの1つしかなく、文構造的にNGです。
「…んで彼に何を言うの?」と聞いた人は思わずツッコミを入れてしまいたくなります。

なおthenは目的語とは見なせません。「彼にそのときを言うだろう」と奇妙な意味になってしまいます。

答え:(3)は名詞節

よって、itで置き換え可能なので名詞節となります。

訳し方:「~かどうか」

if節が名詞節のときは「~かどうか」と訳して行きます。

(3) She will tell him if she knows the news.
= 彼女は彼にそのニュースを知っているかどうかを言うだろう。

※1点補足です。

ここまで、tellがSVOO文型という前提で解説してきましたが、tellは後ろに「人」の名詞を1つ置き、SVO文型となることもあります。

(例)
He asked where she lived and I told him.
彼は彼女がどこに住んでいるのか尋ねたので私が教えてやった.

上記の例文は『研究社 新英和中辞典』からの引用です。こちらの辞書によれば、このような使い方は「直接目的語が内容上略されたか,または成句の用法」となっています。

ひとまず本記事については、tell=SVOO文型ということで解説を進めておりますが、状況により上記のような用法になることもありますのでご留意ください。

ifの見分け方(4)

(4) She will tell him the news if she knows it.

it or thenで置き換え可能か見てみましょう。

it「それ」の場合

She will tell him the news it.
(彼女は彼にそのニュースのことを言うだろうそれ(??))

itが余ってしまいますね。これは文構造的にも(目的語3つは取れません)、意味的にもNGです。

then「そのとき」の場合

She will tell him the news then.
(彼女はそのとき彼にそのニュースのことを言うだろう。)

これは文構造的にも(目的語がきちんと2つ)、意味的にも問題なしです。

答え:(4)は副詞節

以上から、thenで置き換え可能なので「副詞節」となります。

訳し方:「もし~なら」

ifが副詞節のときは「もし~なら」となります。

(4) She will tell him the news if she knows it.
もし彼女がそれを知っていれば、彼女は彼にそのニュースを言うだろう。

まとめ

以上のように、シンプルかつシステマティックにwhen, ifの判断をしていきましょう。

名詞節 or 副詞節の見分け方

  • when/if節まるごと「it=それ」に置き換え可 → 名詞節
  • when/if節まるごと「then=そのとき」に置き換え可 → 副詞節

訳し方

  • whenの名詞節 → 「いつ〜か」
  • whenの副詞節 → 「〜するとき」
  • ifの名詞節 → 「〜かどうか」
  • ifの副詞節 → 「もし〜なら」

上記が基本となります。

慣れて頭が勝手に判断できるようになるまでは、このような考え方で文を見てみてください。

おわり


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【参考文献】
ウェブリオ. 『研究社 新英和中辞典』[Online] [Accessed 9 April 2022]. Available from: https://ejje.weblio.jp/content/tell