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第2文型(SVC)の特徴や使い方【わかりやすく説明】

文法

英語の第2文型(SVC)の基本的な特徴や使い方を知りたい。

今回はこんな疑問に答えます。

例文も交えつつ、この構文で知っておくべきことをわかりやすく説明していますので参考ください。

では行きましょう。

第2文型(SVC)とは?

まずはSVC文型について、ポイントをまとめます。

  • 英語の基本文型のうちの1つ。
  • 語順パターン:SVの後ろに「Sのことを説明する語(C:補語)」を1つ置く。
  • 用途:「Sがどんなものか、どんな状態か」を説明できる。
  • 意味:文全体では「S=C」という事柄を表す。

上記の通りです。

用語など詳しい説明は後でするとして、まずはイメージしやすいように、どんな場面でこの文型が使われるかを見てみましょう。

SVCの使用例(その1)

何かについて相手にそれが何か、どんな状態かを説明したい場面は、日常の至るところであると思います。

そんなとき、このSVC文型が役立ちます。

例えば、朝、学校(もしくは会社)に行ったとき。
普段は見慣れない人が、少し離れた席に座っていました。

「ん、誰だ??」

疑問に思ったAさんは、隣の友達Bにヒソヒソ声で尋ねます。

A: Who is that?
B: He is our new classmate (our new boss).
A: あれは誰?
B: 彼は私たちの新しいクラスメート(上司)よ。

さて、これらは両方ともSVCの文です。

AがBに、「その人(S)が何者なのか」説明を求めています。
それに対しBが、「彼(S)がどんな人なのか」説明をしています。

SVCの使用例(その2)

その日、その新しいクラスメート(または上司)Cさんは、初日のあいさつをしたり、周りと積極的にコミュニケーションをとったり忙しい1日でした。

家に帰って、家族のDさんから以下のように聞かれます。

D: How was your first day?
C: I felt very tired. But it was good!
A: 初日はどうだった?
C: とても疲れたよ。けど、良かったよ!

さて上記3つの文もすべて、SVC文型です。

AがCに、「初日(S)はどうだったか?」説明を求めています。
それに対しCは、「私(S)がどんな心理状態だったのか」「初日(S)がどうだったのか」という、これもまた説明をしています。

第2文型(SVC)が表す意味【イコール(=)です】

上記のように、「Sがどんなものか、どんな状態なのかを説明する」ために便利なのが、この第2文型(SVC)です。

これはシンプルに表すと、「S=C」ということでもあります。

たとえば「He is our new classmate.(彼は新しいクラスメイトよ。)」という文は、以下のように構成されています。

S → He
V → is
C → our new classmate.

つまり「He = our new classmate」という意味を表しています。

もう1つ、「I felt very tired.(とても疲れたよ。)」という文です。

S → I
V → felt
C → very tired

これも、beVではなくfeelが使われていますが、要は「I = very tiredという心理状態だった」ということを表しています。

「S=C」というコアな意味は変わっていません。

ポイント

  • SVCは、「Sが何か、どんな状態なのか」を説明するために使う文型
  • そのコアな意味は、常に「S=C

第2文型(SVC)のVにくるもの

より詳細に、SVC文型について見て行きましょう。
まずはSVC文型における動詞についてです。

その文が、第1〜5文型のうちどの文型になるかは、Vが何かによって大きく左右されます。

そのうち、SVCという語順パターンを取り「S=C」を表せるVというのは、ある程度決まっています。

代表格は「be 動詞」です。

例文です。

You are my friend.

「You = my friend」で、「あなたは私の友達です。」

The movie was funny.

「The movie = funny だった」で、「その映画は面白かった。」

He will be good.

「He = good だろう」で、「彼は元気になるだろう。」

このように、be 動詞はSVC文型を取れ、「S=C」の意味を表現することができます。

一部、一般動詞でもSVCをつくるものがあります。

先ほどの「I felt very tired.」のfeltのように、いわゆる「一般動詞」でもSVCの形をとれるものがあります。

例えば、以下です。

・look C「Cに見える」
・taste C「Cの味がする」
・become C「Cになる」
・keep C「Cのままでいる」
etc.

この場合も「S=C」という元の意味は変わりません。

一般動詞だと、意味にたくさんのバリエーションがあるように思えますが、やはりこの文型が持つ根本の意味は変わりません。

「S=C」を核としつつ、その動詞の固有の意味合いが+αで乗っかるだけです。

例文で見てみましょう。

He looked tired.
S → He
V → looked
C → tired

これは「He = tiredに見えた」というのがコアな意味になります。
ここから、「彼は疲れているように見えた。」となります。

She kept silent.

keepもSVCを取れる動詞の1つです。

S → She
V → kept
C → silent

「She = silent の状態をキープした」ということから、「彼女は黙ったままでいた。」という意味になります。

他の動詞も、考え方は同じです。

・taste:「S=Cの味がする」
・become:「S=Cになる」
etc.

このように、一般動詞のSVCが表す意味については、

「S=C」 + 「その動詞が持つニュアンス」

が基本となります。

SVC文型のVは、自動詞 or 他動詞?

自動詞です。
理由は、以下のような分類があるからです。

  • 後ろに目的語(O)を取らないV → 自動詞
  • 後ろに目的語(O)を取るV → 他動詞

これは、自動詞と他動詞がどんなものかを考えると、さらによく理解できます。

まず他動詞ですが、他動詞の「他」は「他への直接的な働きかけ」という意味合いです(田中, 2013, p. 203)。

<例文>
She pushed the door.
(彼女はそのドアを押した。)

たとえばこの文はSVO文型ですが、「彼女(S)の押すという行為が、自分以外の他のもの(the door)に直接作用している」ことを表します。

このときの、動詞の力が作用する対象を目的語(O)と言い、作用のもととなっている動詞のことを「他動詞」と言います。

一方、今回のSVC文で考えてみましょう。
これまで述べてきているように、SVCのコアな意味は「S=C」であり「Sがどんなものか、状態か」をただ説明しているだけです。

この文型では、Sの動作が何か他のものにぶつかったり、力が及んで作用している訳ではありません。
Cは力がぶつかる対象としてあるのではなく、Sがどんなものかを説明しているだけです。

なので、SVCのVは「自分のことだけで完結する動詞」、つまり「自動詞」となります。

SVCを取れる動詞をチェック

「自動詞として、SVC(S=C)の形を取れる動詞」にはどんなものがあるか、一通り覚えておきましょう。

ここに挙げているような動詞を見たときは、SVC文型と「S=C」となるの可能性も疑うようにしましょう。

第2文型(SVC)のCにくる形【何パターンかあります。】

さて今度は、SVCのC、つまり補語にはどんなものが来るかを見て行きましょう。

補語ってなに?

ちなみに「補語」というのは聞き慣れない語かもしれませんが、広い意味としては「SVだけでは意味として成り立たず、その不足分を補う語」ということを表しています(Crystal, 2008)。

たとえば以下の文。

・He is …
・He felt …

どっちの文も、もしここで終わってしまったら、文が意味を成しません。
(「He=」とだけ言われているような状態です。)

なので要は「S = 何なのか?」を、例えばhappyといった語で補って意味を表します。

・He is (C)happy.
・He felt (C)happy.

これが「補語」の意味です。

補語(C)にこれるもの

では具体的に、このような補語(C)になれるものはどんなものかというと、以下の5つです。

  • ①:名詞
  • ②:形容詞
  • ③:動名詞
  • ④:to不定詞(名詞的用法)
  • ⑤:名詞節

上記の通りです。

一見パターンが多そうですが、Cに来る品詞としては名詞(①)か形容詞(②)であり、③〜⑤は結局は名詞の役割をしているものです。

順番に見ていきましょう。

Cにくるもの①:名詞

That is my wallet.
(That = my wallet
(あれは私の財布です。)
My uncle was a famous writer.
(My uncle = a famous writer
(私のおじは有名なライターだった。)

上記のようにCには、名詞が来ています。

Cにくるもの②:形容詞

My father was angry at him.
(My father = angry
(私の父は彼に怒っていた。)
She kept silent.
(She = silent の状態をキープした)
(彼女は静かなままだった。)

上記のようにCには、形容詞も来ることができます。

Cにくるもの③:動名詞

動名詞は「名詞」の役割をするもので、Cになることができます。
以下、例文です。

My morning routine is running in the park.
(My morning routine = running in the park
(私の朝のルーティーンは公園を走ることです。)
His hobby is reading science books.
(His hobby = reading science books
(私の趣味は、科学書を読むことです。)

» 参考:動名詞とは?【基本の使い方や特徴をわかりやすく解説】

Cにくるもの④:to不定詞(名詞的用法)

to不定詞も名詞としての役割を担うことができ、Cになることができます。

The most important thing is to believe yourself.
(The most important thing = to believe yourself
(最も大切なことは、 自分自身を信じることだ。)
My dream is to be a sports player.
(My dream = to be a sports player
(私の夢は、スポーツ選手になることです。)

Cにくるもの⑤:名詞節

最後は名詞節です。

名詞節とは、SVを含む意味のかたまりのことで、文中で名詞として働くものです。
that、whetherなどといった、接続詞によってつくることができます。

それぞれ、

・that S’ V’〜「S’がV’するということ」
・whether S’ V’〜「S’がV’するかどうか」

という意味です。

これらのthat節・whether節などもCになることができます。

The problem was that there is little time left.
(The problem = that 以下
(問題は、ほとんど時間が残ってないということだ。)
Today’s topic is whether we can stop global warming.
(My question = whether以下
(今日のトピックは、我々が地球温暖化を止められるかどうかだ。)

以上です!


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【参考文献】
Crystal, D. 2008. A dictionary of linguistics and phonetics. 6th ed. Malden: Blackwell Publishing.

田中茂範. 2013. 『愛蔵版 表現英文法』 東京:コスモピア.