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瞬間英作文で英文が覚えられないという方向け【実はもっと簡単です】

瞬間英作文

「瞬間英作文で英文を覚えられなくて難しい」
「昨日やったのにもう英文を忘れて言えない」
「このままだと練習の意味がないと感じる」
「どうすれば良い?」

今日はこんな悩みや疑問に答えます。

テキストにある英文1つ1つを覚えるのはとてもストレスだと思います。。

でも大丈夫です。もう英文を覚える必要はありません。

この記事を読むことで

  • 瞬間英作文で英文を覚える必要がないということ
  • それを踏まえどのように練習していけばいいか

を理解することができます。

読者の方は、会話がしたいと思い瞬間英作文を始めたと思います。

この記事の内容を理解して、瞬間英作文の練習をより効果的に、そしてスピーキンの基礎をしっかりと作れるようにして行きましょう。

それでは行きましょう。

瞬間英作文で英文が覚えられないという悩み【→実は簡単、発想の転換が鍵です。】


英文全部覚えようとすると大変ですよね。
「1文1文なんて覚えられない」
「もしくは覚えたのに忘れてまた間違える.. ストレス!」

大丈夫です。
その苦労、もうやめましょう。
覚える量は、ザックリ今の1/10でOKです。

どういうことか詳しく見て行きましょう。

発想の転換:瞬間英作文では文を覚えなくていい。なので逆に楽です。

瞬間英作文のテキストでは、見開きに10個の例文が並んでいます。
ですが覚えるのは、「そこでテーマとして扱われている文法ルール、たった1つ」でOKです。

実はこの考え方こそが、瞬間英作文の中で求められるやり方です。
そして、これをやるからこそ後々のスピーキング力のアップに繋がっていきます。

どういうことか具体例で見てみましょう。

「たった1つ」の文法ルールから「10個も」英文を作れるように(例を紹介)

「this / that」の瞬間英作文の例

この瞬間英作文では、おそらくテキストには以下のようなお題が並んでいるはずです。

<お題>
1 これは私のパソコンです。
2 あれは私のバッグです。
3 この腕時計は彼のものです。
4 あの財布は彼女のものです。
5 これはあなたのスマホですか?
6 あれはマイクのコーヒーカップですか?
7 以降省略

それに対して答えの英文はザッと、

<答え>
1 This is my computer.
2 That is my bag.
3 This watch is his.
4 That wallet is hers.
5 Is this your smart phone?
6 Is that Mike’s coffee cup?
7 以降省略

のようになると思います。

一先ずここには6個しか挙げていませんが、これを丸覚えするのはとても大変ですね。
文の羅列を見るだけでも疲れてしまいます。。

ですが、ここで本当に覚える必要があるのは「this / that」にまつわる文法ルールだけです。それは、

・this / thatは単独では「これは、これを」や「あれは、あれを」の意味になる。
・[this / that + 名詞]という形でも使えて「この名詞」や「あの名詞」となる。

といったものです。「this / that」に限って言うと、基本的に覚える必要があるのはこれだけです。

書き出すと長く見えますが、実際はすでに無意識的に理解しているものもあると思います。

このルールさえしっかり押さえておけば、上記1〜4の文は単語さえ入れ替えれば「全て同じ手順」で1から作れます。

そして5〜 の文では、新たに

疑問文の場合は、be動詞を文頭にその後ろに主語を続ける

というルールが加わりますが、これもそこさえ押さえておけば、単語を入れ替て「全て同じ手順」で英文を生み出すことが可能です。

「SVOO」の瞬間英作文の例

同じようにこの例もみてみましょう。

<お題>
1 彼の父は彼にいくらかお金をあげた。
2 私の彼女は私にチョコレートをくれた(与えた)。
3 その男性は彼に仕事を与えた。
4 おばあちゃんが私に素敵な人形を作ってくれた。
5 MaryはMichaelに腕時計を買ってあげた。
6以降 省略
<答え>
1 His father gave him some money.
2 My girl friend gave me a chocolate.
3 The man gave him a job.
4 My grandmother made me a nice doll.
5 Mary bought Michael a watch.
6以降 省略

↑これも覚えるのは大変です。
そしてもちろん覚えなくても大丈夫です。

押さえておくべきは、

・「誰かに何かを渡す」と言いたいときは、Vの後ろは[渡す相手 + 渡すもの]という語順になる。※逆は意味が変わってしまうのでNG。
・Vには、giveやbuy, make, lend, getなど色々くるが、どの動詞も上記の語順をとる場合は「誰かに何かを渡す」という意味になる。

というルールだけです。

ここさえしっかり理解できていれば、例えば1だと

▽ 動詞は与える → give
▽ 渡す相手は「彼」、渡すものは「いくらかのお金」→ him some money
▽ 全部で His father gave him some money.

できあがり!
同じ手順で4だと、

▽ 動詞は「渡す&作る」 → make
▽ 渡す相手は「私」、渡すものは「素敵な人形」→ me a nice doll
▽ 全部で My grandmother made me a nice doll.

できあがり!と自分で英文をつくることができます。

最後に「SVOC(使役動詞)」も少し

<お題>
1 彼女は彼に真実を言わせた。
2 妻は自分の夫に外出させてあげた。
<文法ルール>
・make, have, let などのVは、後ろに[させる人(O) + させる行為(C)]の語順をとることで「OにCさせる」という意味になる。
・makeは強制的で相手に有無を言わせない「させる」、letは許可で「させてあげる」というニュアンス
・Cには動詞の原形がくる(※厳密には原形以外のこともあります。)

このルールをもとに、1の瞬間英作文は、

▽ 強制的なニュアンス → Vはmake
▽ させる人は「彼」させる行為は「真実を言う」こと → him tell the truth
▽ 全部で She made him tell the truth.

できあがり!
2も同じように、

▽ 許可のニュアンス → Vはlet
▽ させる人は「夫」させる行為は「外出する」こと → her husband go out
▽ 全部で The wife let her husband go out.

できあがり!

結論:瞬間英作文は「文を組み立てる手順」を身につける練習

このように瞬間英作文では

文法ルールをもとに、単語を入れ替えながらいろんな文をつくれるようになる

というのが本来やりたいこと、そしてこれこそ鍛えたいスキルです。

なのでここがしっかりできていれば、完成した英文自体は覚える必要はありません。

それより

どのように練習していけばいいか


前半の内容を踏まえ、
「では実際どのように練習して行けばいいの?」
「どうやったら効果的に練習できる?」
「実は文法が苦手だけど…」
と思われる方もいると思いますので、後半ではそれを解説します。

具体的な練習手順

瞬間英作文のテキストを使いながら練習する基本の手順は以下の通りです。

  • ステップ1:そのページのテーマとする文法ルールをさっと確認。
  • ステップ2:そのルールをもとに瞬間英作ファーストトライ。
  • ステップ3:文法に着目しながら回答の英文をチェック&音読。文を組み立てる感覚を持ちながら、語順なども気にしつつ音読して行きましょう。
  • ステップ4:繰り返し瞬間英作。少しずつスムーズに正確にできるように。

特にこれまで英文を「覚えよう」とされていた方は、各ステップ一貫して「文法ルールを使う」ということを意識されてみてください。

はじめは詰まったり間違えたりしてしまっても全く問題ありません。

そもそも覚えたものをそのまま口から出すよりも、文を組み立てるというのは複雑な作業を頭で行なっています。

そこを少しずつスムーズにできるようになることに意味がありますので、繰り返す中で少しずつ精度やスピードが上がっていくように練習して行きましょう。

なお、こちらの手順については、具体例をあげつつ過去にも記事で書いていますので合わせてご覧ください。
» 参考:瞬間英作文の効果的なやり方とは?【大事な3つのポイントを解説】

文法に不安がある場合は先にそちらを復習

もし
「そもそも文法知識に不安がある」
「知識があやふやなせいで上記の手順をうまく進められない」
という方は、急がば回れです。

その場合はひとまず瞬間英作文は置いておき、文法テキストなどを使って知識の復習を行いましょう。

とはいえ、もしかすると文法はこれまで敬遠してきた、だからこそ瞬間英作文で文を覚えようとしてしまってた、という方も多いかもしれません。

ですがその場合も大丈夫です。
高校などで問われる高度で複雑な文法知識は必要ありません。

中学校レベルの文法だけを中心に復習するようにしましょう。
スピーキングに必要な文法知識は、中学校で習うものにほとんどが凝縮されています。

このコアな文法知識をマスターするだけで、瞬間英作文の練習も取り組みやすくなって行きます。

そして、文法が使いこなせることは武器になります。

前半でも見たように、少しの文法知識を知っているだけでいろんな英文を作出すことができます。

もし「知識の復習」→「それを瞬間英作を通して自由に使える」ようになると、テキストの10個の英文どころではなく、自分の身の周りのあらゆることを英語で表現できるようになってきます。

しかも何百、何千と覚えないと行けない単語と違い、コアな文法ルールはせいぜい30〜40個くらいしかありません。

頑張って瞬間英作文を練習した時間が無駄にならないように、また自分でいろんな英文を自由にしゃべれるようになるよう、文法知識も整理しながらそれを使えるよう練習して行きましょう。

なお、文法の復習の仕方やその手順についても過去に詳しくまとめています。該当の方はこちらも参考ください。
» 瞬間英作文でスラスラ言うのが難しいのはなぜ?【その原因と対処法】

まとめ

瞬間英作文で「英文が覚えられない」とお困りの方向けに書きました。

文は覚えなくてOK、ちょっとの文法知識を身につけ、省エネでいろんな文を作れるようになりましょう!

という内容でした。
普段の練習が少しでも効果的になるよう、参考になれば幸いです。

おわり