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英語音読しても頭に入らない問題。←原因〜対策まで徹底解説します。

音読

「英語の音読をしてても、読んだ内容が頭に入らない…」
「読み進めているうちに、せっかく理解した内容もどんどん消えていってしまう…」
「なんでだろう?何か解決策はあるの?」

今日はこんな悩みをお持ちの方向けです。

せっかく音読に取り組んでも、このような問題で日々悶々とされている方は多いと思います。

今回はこの「音読中に内容が入ってこない、理解できない」という問題をしっかり原因から考え、解決策まで解説していきたいと思います。

本記事の内容

  • 英語の音読で内容が頭に入らない理由
  • 英語の音読で頭に入らない問題を解決する5つの対処法

なお1つ目の理由については、

  • ①:「読む」という行為をどう捉えているかという【意識面】
  • ②:読む際に実際必要となる【スキル面】

の2つの観点から見ていき、根本的な原因を探っていきたいと思います。
その上で、後半では解決策を解説していきたいと思います。

本記事で問題の原因と対策を理解して行きましょう。読後少しでも「迷わず練習が進められる!」と感じていただけると嬉しいです。

それでは行きましょう。

英語の音読で内容が頭に入らない理由①【意識面の問題】

音「読」という文字からも分かる通り、音読は「読む」練習です。

なので音読中、「内容が頭に入らない」というときは、

そもそも「読む」という行為をどのように捉えているか?

ということを一度見直してみることが必要かもしれません。

一見抽象的な問いに思えますが、実際この点が日本で英語を学ぶ学習者にとって壁になっていることが多く、練習の効果にも影響するため非常に大切な点です。

もし音読を以下のような意識で取り組んでいる場合は、うまくいかない原因になっている可能性があります。

  • 「読む = 日本語に訳すこと」になっている
  • 「読む = 語彙・文法的に分析すること」になっている

どういうことか、順番に解説して行きます。

「読む = 日本語に訳すこと」になっている

音読中、「日本語に訳す」ことを基本に読み進めてしまっている場合は、内容が頭に入ってこない原因になってしまいます。

どうしても日本語に訳してしまうことで、「文章のメッセージ掴む」ということにフォーカスしにくくなるからです。

例えば、ある英語の一文を、語彙の意味や文構造に忠実に、頑張って和訳して意味が取れたとします。

ですが、次の一文に取り掛かった際、今度はその文を訳すのに一生懸命になってしまい、前の文の内容を忘れてしまうということはないでしょうか?

これは「訳す」という作業自体に、脳の大半のリソースが取られてしまうことで起こる現象です。

人間の脳の処理容量は限られている

人間が情報処理を行なっている「ワーキングメモリ」は、その容量が限られています。そのため、基本的に人間は、一度に1つのことしか意識的に考えることができないのです。

これについて湯舟(2011, p.9)は、以下のように指摘しています。

英語を和訳しながら理解していくことは、その前に読んだ情報を捨てながら読むようなものと言える。和訳という行為もワーキングメモリの作業場で行われるため、仕方なく前に読んだ内容を一掃してから和訳の作業に集中することになる。こうなると、やっとの思いで英文を読み終えたのに、内容が全く頭に残っていない状態に陥る。

「訳す」よりも「メッセージを掴む」ことの方が本筋

日本語に訳す場合、どうしても多くの意識が訳すことに取られてしまうので、訳すこと自体が「読む」行為の大半を占めてしまいがちです。

ですがそれでは、日本語 or 英語という言葉の域を脱することができません。

一見文を読んでいるようでも、以下の赤い範囲で「読み」がとどまり、書き手が伝えようとしている「メッセージや情報」はおざなりになっているような状態と言えます。

ですが、普段我々が日本語の文章を読むときは、目の前の日本語から「まだ自分が知らない書き手が伝えたいメッセージや情報をとる」ということを自然にやっていると思います。もちろん、英語に訳すこともしていないと思います。↓

それと全く同じことを、英語の文の場合でも日本語を介さずやっていくということが重要です。↓

このように音読でも、訳すためではなく、あくまで「メッセージや内容をつかむために読む」という前提で取り組むことがとても大事です。

「読む = 語彙・文法的に分析すること」になっている

音読中、語彙や文法といった「言語的な分析」がメインになっている場合も、内容が頭に入ってこない原因になってしまいます。

訳す場合と同様に、音読中「文の分析作業」だけに多くのリソースが使われてしまい、メッセージの理解がほとんど行われないような読み方になってしまうからです。

具体例

例えば、以下のような文構造的に少し複雑な英文があったとします。

The girl sent a present was very happy.

そして、これを正しく理解するために、頭の中で以下のような分析をしたとします。

・基本1文に動詞は1つしかないはずなので、sentは動詞ではなく過去分詞(受身の意でThe girlを修飾)
・a present までがS
・wasがV

またさらに、もしこれを英文に印を入れたとすると、おそらく以下のようになるでしょう。

さてこのような分析や書き込み自体は正しいものです。

ただ、もしこのような指摘に意識の大半が割かれてしまっており、読みがそこで終わっている、という場合は見直しが必要です。

「分析や指摘」よりも「メッセージを掴む」ことの方が本筋

語彙の意味や文構造を分析して読んでいく「精読」は、正確に意味を導くために確かに重要です。

ですが、やはりそのような「分析作業」ではなく、文章からメッセージをつかんだり情報をとる、ということがやはり目的でないといけません。分析はあくまで正確に理解するための手段でしかないということです。

さっきの「The girl sent a present was very happy.」の文であれば、音読で頭の中で意識的につかんでいくべきは、

といった、「最終的にその英語が示す中身や事柄、英語が表す状況、または書き手が相手に伝えたいメッセージ」の方です。

「読む」ことの目的を何に置くか

以上、訳すことや分析が読みのメインになってしまっている場合に共通することですが、まずやはり一番大切なことは、読むことで「情報を取る」という意識です。

日本語でも英語でもそれは同じで、それこそが本来の「文章を読む目的」と言えます。

特に、受験英語などでは、訳したり、分析的な読みが学習の大半を占めることが多く、その先にある、普段日本語で当たり前のようにやっているような「何か情報を取るために読む」という部分が見失われがちです。

このようなことが、音読で内容を理解する、内容を頭に入れていくという際の前提として必要です。

英語の音読で内容が頭に入らない理由②【スキル面の問題】

さて、上記のような「読みについてのスタンス」には問題なく、「情報を取る」ために読もうとしている場合でも、「スムーズに理解できない..」「思うように内容が頭に入ってこない..」というケースがあります。

それを実践できるほど「スキルが十分でない」というのもその理由です。

ではより具体的にそれは一体どんな状態か、大きくは以下の2つが考えられます。

  • リーディングの基礎となる脳内処理スキルが自動化していない
  • 「返り読み」をベースとした読み方になっている

順番に解説していきます。

リーディングの基礎となる脳内処理スキルが自動化していない

「リーディング」や「読む」という行為には、一度にたくさんの認知的な脳内処理が関わっています。

先ほどの「情報を取る」という目的を達成するためには、

・文章全体の内容や要旨をつかだり、解釈していく
・読んだ内容を忘れないように保持する

といった情報処理を、問題なくできる必要があります。
(なお、こういった認知処理のことを “Higher-level processing” 「高次処理」と言います。)

ですが、当然それをできるようにするには、読む中で目にする1つ1つの文に対して、

・素早く各単語の意味を認識していく(語彙処理)
・素早く文法や文構造パターンを解析していく(文法・統語処理)
・上記の2つをもとに、素早く節や文単位での意味を見出していく(意味処理)

といった、「リーディングの基礎をなす脳内処理」が存在します。
(このような処理を、“Lower-level processing” 「低次処理」と言います。)

もし音読中、このような低次処理に多くの意識を割かないといけない状態では、「スムーズに内容を理解し覚えておく」といった高次処理を満足にこなすことはできません。

先ほども、人間の情報処理を行うワーキングメモリの容量に限界があると書きましたが、低次処理に多くの脳のリソースが割かれてしまうと、高次処理に割ける意識的なリソースがなくなってしまうからです。

これは多くの方に経験があると思います。

特に馴染みのない単語が多かったり、文構造が複雑で見極めが必要な文では、1文ずつ読んでいくのに多くの労力がかかってしまい、やっと文章全体を読み終わっても「結局あまり内容が頭に残っていない…」となってしまう。

例えばこのようなことがよく起きてしまいます。

さらに音読の場合は、そこに「英文を発音する」という条件も加わってきます。スムーズに音読するために、見にする文字情報をどんどん頭の中で音声化していかないといけないのです。
(このような脳内での音声化の処理は「音韻符号化」と呼ばれます)。

これではますます、各文どうしの意味的なつながりや、文章全体の内容を掴むことが難しくなってしまいます。目の前の英語にばかり意識が取られてしまい、そこから読み取るべき、文章全体のメッセージや内容がつかめない、といったことにつながってしまいます。

解決するにはスキルの「自動化」がカギ

これを克服するには、リーディングの基礎となる低次の脳内処理を、無意識に行えるくらいに「自動化」するしかありません。

音読中、

・この単語の発音は…
・この単語の意味は…
・この文の構造は…
・1文全体での意味は…

などと、いちいち頭で意識的に考えるのではなく、脳内が勝手に処理してくれるレベルまで練習によって持っていくということです。

それによって、より大きな視野で、

・文と文どうしの意味的つながりを把握する
・文章の全体の要点を整理しつつ読む
・自分の解釈も加える
・それを記憶しておく

といった高次処理に、より多くの意識を割け、集中することができます。

目指すべき理想のスキルバランス

  • 低次処理 → 練習を通して、無意識にできるよう自動化
  • 高次処理 → 余裕ができた分、ここに意識を割けるように

上記のようなバランスをうまくつくっていくことが極めて重要です。
(このようなリーディングのメカニズム、理想のバランスについて詳しくは、【仕組みから理解】理想の英語リーディング力とは?も参考ください。)

「返り読み」をベースとした読み方になっている

返り読みは、日本語の語順で文を理解しようとすることで起こります。
そしてこれも、「読んだ内容が頭に入ってこない…」ということの原因になります。

理由は、1つの英文をその内部で右往左往するような理解の仕方になり、これもワーキングメモリの容量を無駄に消費してしまう、非効率な読みになるからです。

例えば以下のような例文で考えてみましょう。

KOBE CHIBEN is the baseball team which Ichiro started with his friends in Japan.

これを日本語の語順に則って返り読みした場合は、以下のような順での理解の方法になってしまいます。

これでは1文を読むのでさえ、迷路を進んでいるようで理解するのがとても大変です。

湯舟(2011, p.3)は、このような読みについて、

左から一度読んで、今度は右に戻って意味を取ろうとするので、単純に考えても読むのに2倍以上の時間が掛かる

と指摘し、脳に負荷がかかる非効率な読み方としています。

また、上記のような返り読みの順がスタンダードになってしまっていると、音読で声は左→右に順に読み進めているのに、内容の理解はその順番に合ってない、というチグハグな状態でもあります。

このようなことも、音読中高次処理に使うべきリソースを大量に消費してしまい、音読中スムーズに理解できない、内容が頭に入ってこない、ということに原因につながってしまいます。

英語の音読で内容が頭に入らない理由【まとめ】

以上ここまでの「音読で内容が頭に入らない理由」をまとめると、以下のようになります。

意識面の理由

  • 読みの目的が「訳す」「語彙・文法的に分析する」になっており、そこで終わってしまっている
  • それにより「書き手の伝えたいメッセージを知る」「情報を取る」 という前提で読み進められていない

スキル面の理由

  • リーディングに必要な基礎的な処理スキル(低次処理)が自動化してない
  • また、返り読みをベースとした非効率な読み方になっている
  • それにより、文章全体の内容をつかんで記憶する(高次処理)方に脳のリソースが割けていない

上記の通りです。

では、このような状況を解決するには、どのように音読練習を進めていけばいいでしょうか?

次は解決策について解説します。

英語の音読で頭に入らない問題を解決する5つの対処法

音読で頭に入らない場合の対処法としては、以下の5つです。

  • その①:毎回の音読を「情報を取る」意識で読む
  • その②:難しすぎるスクリプトは避ける
  • その③:負荷を徐々に上げ、適切にスキルを自動化する
  • その④:ディスコースマーカーに注目する
  • その⑤:返り読みに頼らない効率の良い読み方を身につける

順番に解説していきます。

その①:毎回の音読を「情報を取る」意識で読む

まずは具体的な解決法というより、「心づもり」としてですが、この点が大切です。

普段日本語の本などを読むときにやっているように、

  • 文章から書き手の伝えたいメッセージをつかむ
  • 情報をとる

という意識で、英文も読んでいくようにしましょう。

そうすることで、読んでいる最中の意識のフォーカスも、単語や文といった細かい範囲での和訳や文法的な分析で止まらず、より広い文どうしのつながりであったり、文章全体でのメインポイントをつかむ、と言ったことに注意が向くようになります。

では、こういった読みをできるようにするために、以下はそれをサポートするための具体的な方法を書いて行きたいと思います。

その②:難しすぎるスクリプトは避ける

上記のように、基本的には文章全体の意味内容の方に集中したいため、逐一立ち止まって、考え込まないといけないようなスクリプトは特にはじめは使わないことが肝心です。

常に、

この単語の意味なんだっけ…?
えっと、この文の構造は…

などと立ち止まって考え込んだり、細かく分析しないと理解できないようでは、内容を理解するための読みを練習することはできません。また全て日本語に訳さないとメッセージを理解できない、語彙の難易度が高いものも避けた方が良いと思います。

特に受験で出てくるようなものは、難易度が高い場合が多いです。

受験勉強では「精読」や「英文解釈」といった名目で、1つの文章を何十分もかけて分析し読み解いて行くのが一般的です。

ですが、このような場で使われる英文は、含まれる語彙や文法が複雑だったり、扱うテーマが抽象的で難しかったりするため、音読をしてる最中も意味内容にフォーカスしずらくなってしまいます。

知らない語彙・文法が全体の1割以下のものを使う

目安として、知らない or 馴染みが薄い語彙・文法の比率が「全体の1割以下」と言ったようなものを選んで行きましょう。

分からない箇所があっても、周囲の文脈などの情報からある程度推測できる、少し和訳を参考に見たらすんなり理解できる、というものが良いです。

そういうスクリプトを使うことよって、音読中は、

  • 純粋に内容にフォーカス(←基本モード)
  • 必要があれば細かく言語面にフォーカスして問題を解消
  • また基本モードに頭を戻して読み進める

といったバランスで進めていけるようにしましょう。

日本語で読んでも理解できないトピックは避ける

例えば、多くの一般人にとっては、「化合物C6H12O6の生成過程についての考察」などという内容を読んでも、たとえ日本語であっても理解することは難しいのではないでしょうか。

もちろん、専門用語を知らないという言語的な面もあるとは思いますが、そもそも、

内容を理解するための、背景知識を持っていない

といったことが大きな壁になっていると思います。

こういった題材の文は、いくら日本語で書かれた文章であっても、興味が湧きにくく、読んでも情報として脳に残りません。

これはやや極端な例ですが、少なくとも英語で練習するときも、

  • はじめは抽象的過ぎるな評論や文学的なものは避ける
  • 自分の生活と直接関係のあるものを選ぶ
  • 自分に馴染みのある分野やテーマを選ぶ

といったことが大切です。

その③:負荷を徐々に上げ、適切にスキルを自動化する

スクリプトレベルについて

その②で見たように、基本的にスクリプトは「現場の自分のレベルよりも「ほんの少しだけ」難しいものを選ぶことが重要です。

そういうものであれば、読み進める中で、

▽ 語彙処理
▽ 文法・文構造処理
▽ 文の意味処理
▽ 文全体でどんな内容かを把握・メインポイントを覚えておく

といった一連の脳内処理をスムーズに回しながら読み進めていくことができます。

このように、適切に処理に取り組めているのであれば、あとはそれを繰り返して場数を踏んでいけば、自動化して行きます。

一方、あまりに難しすぎるものだと、各処理に意識を多く割かないといけなくなり、ワーキングメモリがいっぱいになるので、どこかの処理を適切に取り組めなかったりしてしまいます。

結果、そういった穴が空いてしまった処理は自動化されません。

難なく理解できるものを使い、

  • それぞれの脳内処理を適切に取り組めるようにする
  • それを繰り返し、処理を自動化していく
  • スクリプトのレベルを少しだけ上げる
  • 再度自動化をしていく
  • ※上記の繰り返し

といった形で、一歩ずつ階段を上がるように、レベルを高めて行きましょう。

「声を出す」のも負荷を調整をしながら行う

またもう1つ音読時に負荷を大きく上げてしまう要因が、「声に出して読む」ということです。

黙読だとまだ内容は理解できるけど、声を出すと内容が入ってこない

という状況を経験された方も多いのではないかと思います。

これは、見た文字を音声化する音韻符号化という処理に多くの意識が取られ、意味内容にフォーカスできないことで起きてしまう現象です。

音読は、「声を出す」ことでこの音韻符号化を強制的に鍛える、という目的もあるのですが、あまり発音の方に意識が取られ内容が理解ができないという場合は

  • 一旦内容理解はおいておき、発音だけに集中して自動化させる
  • 一旦ボソボソに発音を抑えて、内容理解の方に集中しやすくする

といった対策を取ることが大切です。

このような「声に出す」ことについての悩みは、以下の記事が参考になりますのでご覧ください。

その④:ディスコースマーカーに注目する

ディスコースマーカーとは、文章の中でどのように情報が展開するかを示す目印となる表現です。

例えば、

・逆接を表す however
・具体例を示す for example
・結果を示す as a result
etc.

といったものです。

これをきちんと掴みながら読むことで、次の文やパラグラフにどんな情報が来るかを予測したり、読みながら頭の中で情報を整理しながら読み進めていくことができます。

一文ずつ単体で意味を理解していくのではなく、文章全体の意味内容にフォーカスしながら読むのに役立ちます。

その⑤:返り読みに頼らない効率の良い読み方を身につける

返り読みになってしまうのは、長い英文でも1文単位で理解しようとしてしまう、ということが原因です。

先ほどの、

といった理解の仕方になってしまうのも、「KOBE 〜 in Japan.」までを見渡して、「さあどこから意味を取ろうかな?」という意識の運び方になってしまうのが原因です。

1文を細かいパーツに解体し、意味を取りやすいところから右往左往しながら理解するという非効率な読み方になってしまいます。

ここに「スラッシュリーディング」に取り組む意味があります。

スラッシュリーディングでは、

  • 文単位ではなく、意味のカタマリごとに理解
  • 左 → 右の順に直読直解で理解

ということを意識的に習慣づけていくために行います。
こういった読みを習慣づけることができれば、返り読みを排した効率な読みを行うことができます。

もちろんこういった読み方も、はじめは意識的に取り組む必要があり、最終的には無意識でできるように自動化する必要があります。

まずは正しいやり方を知り、音読の中に少しずつ要素を取り入れつつ、繰り返し練習する中で自動化して行きましょう。

スラッシュリーディングについては、以下で詳しいことを理解できますので、参考ください。

まとめ

以上今回は、「音読で内容が頭に入らないときの原因&対処法」についてでした。

よろしければ学習の参考にされてみてください。

なお、音読について、その他の練習テクニックについても知りたい方は以下も参考ください。
» 英語音読の総まとめ【基礎知識〜実践テクニックまで網羅】

おわり


ーーー
【参考文献】
湯舟英一. 2011. 英文速読におけるチャンクとワーキングメモリの役割.『Dialogue : TALK紀要』9, pp.1-20.